イベントレポート
2025.12.25
8/14 U.S.-JAPAN ART NIGHT 第二部@国際文化会館
このセッションでは、建築家のメグミ・アイハラ、ダン・スピーゲルと、パートナーの手嶋保、大島 頌太郎らが登壇し、大阪・関西万博の米国パビリオン中庭に設置されたモニュメント「Looking, After the Fire〜再生の火の見櫓」のプロジェクトについて、そのコンセプトと制作過程が語られました。
日米芸術家交換プログラムフェローのダン・スピーゲルとメグミ・アイハラは、2020年に自身が住むカリフォルニア州で起こった大規模火災をきっかけに、山火事との共存について深く考えるようになりました。
火は命を奪う破壊的な側面を持つ一方で、生態系の循環において不可欠な役割も果たすという相反する性質を持っています。 チームは、米国における「火は抑制すべきもの」という近代的な考え方と、日本における「火への信仰・共生」という文化的視点を対比。近年では米国でも国立公園局の方針転換に見られるように、火を生態系の一部として受け入れる考え方に回帰していることを紹介しました。
「ただ防火をするのではなく、火と共生していかなければならない」。 炎と再生を象徴するモニュメントとして、彼らは新たな意味を持つ「火の見櫓」を建設することにしました。素材には日本を代表するヒノキを使い、釘を使わない伝統的な工法で制作。上部には日米の平和と友好の音色を奏でる鐘が設置されています。
私達は火事の後の生を意識して初めて、初めて火とともに生きることが可能になるのです。










