NichiBei Kids Public Art Project
日米キッズ・パブリック・アートプロジェクト
2021年9月5日公開
動画配信
このプロジェクトでは日本とアメリカの各地でワークショップを開催し、子供たちと共に作ったアート作品を元にインスタレーションを制作しました。テーマは“エネルギー”を描くこと。エネルギーは科学・アート・スポーツに共通する全ての源。オリンピック選手と、スポーツにおける創造的な動きの中で表現されるエネルギーに着想を得て、子供たちに自らのエネルギーや感情を線として表現し、それが円を描いてリングを作るとしたらどのようになるかを想像してもらいながら作られています。様々な人々が、年齢やスキルを問わず、オリンピック・パラリンピックのテーマでもある「全員が自己ベスト」に到達できる可能性を示しながら、日米の友好関係が末永く未来へと継承されていくよう願いを込めるプロジェクトです。
このコラボレーションはコロナ禍の影響を受けて当初の予定を変更し、大分県佐伯市と米国フィラデルフィアにおけるインスタレーションやモザイクの壁画、およびオンライン・プレゼンテーションという形で2021年夏に公開、追って2021年10月から2022年7月にかけて、パナソニックセンター東京にて作品の展示、及びワークショップを行いました。
<展示詳細>
会場:パナソニックセンター東京 (アクセス)
期間:2021年10月19日(火)~2022年7月17日(日)
定休日: 月曜日・年末年始休館
開館時間:10:00 am ~ 6:00 pm
特集記事:■”ひらめき”をカタチにするミュージアム「AkeruE(アケルエ)」にて、 2021年10月19日より2020日米芸術家交換プログラムのアート作品を期間限定展示
※2021年夏に予定していたJR大分駅でのポップアップアート展は延期となり、来年3月に追って公開される予定です。
Artist
ベン・ヴォルタ(Ben Volta)
ペンシルバニア州エルキンス・パークを拠点に活動。パブリック・アートを制作しながら教育、修復事業、都市計画など様々な分野に携わる。常に変化を促す触媒としてのアートの力を信じ、ペンシルバニア大学を卒業後、世界的アーティストグループのティム・ロリンズ&K.O.S.に参加。2015年ピュー財団フェローシップを取得。フィラデルフィアの公立学校と提携し、教育プロセスの中にアートを取り入れる取り組みを20年近く行っている。
Collaborators
桑門超(くわかどちょう)
学校法人佐伯大谷学園ルンビニこども園園長。アメリカ、イギリスの大学院で社会人類学を学び、カリフォルニア州公認NPO法人Pacific Kids Mural Foundation(PKMF)を設立、理事就任。アーティストの佐倉康之、瀬尾泰章と共に世界中で壁画制作を行なうキャラリンパ・プロジェクトに取り組み、日本・海外の若い学生と地域の大人と協力してパブリック・アートを制作している。
佐倉康之(さくらやすゆき)
美術家。株式会社 TEAM SAKURA ART PROJECT 代表。東京藝術大学絵画部門にて博士号取得。ISCP(NY)プログラム参加。医療現場でのアート、自然再生エネルギー教育プロジェクト「こどもエネルギーサミット」などの企画によりグッドデザイン賞、キッズデザイン賞受賞。キャラリンパ・プロジェクトでは海外文化交流なども行っている。
瀬尾泰章(せおひろあき)
フォトグラファー。広告写真、ポートレート写真などで幅広く撮影をする傍らPacific Kids Mural Foundation の理事も務める。キャラリンパ・プロジェクトで、こどもたちのアートプロジェクトを数多く撮影している。