
Reflecting Time Through Japanese Microseasons, An Animated Documentary
時を紡ぐ二十四節気七十二候〜アニメーションドキュメンタリー
1年を24の季節に分割しさらにその季節を72に区切り、約5日ごとの時節の変化を表す日本の太陰太陽暦をテーマにした、アニメーション・ドキュメンタリー作品。
奈良県吉野町千股にすむ大家族の記録と、日々の暮らしの中で感じられる繊細な季節の移ろいを伝統的な古民家を背景に綴ります。
この作品の空間構成は、映画の従来のテクニックの一つであるフェナキストスコープ(回転式アニメーション装置)からなり、24章のアニメーション観る人が実際に体験・操作するようにデザインされています。各章には、二十四節気に寄り添いながら生活する家族の様子が描かれ、自然と共に生きる彼らの毎日を身近に感じられます。
上映詳細:後日公開予定
Artist
ケイトリン・リベロ

ドキュメンタリー・実験映像作家。ハンドクラフトアニメーション、アナログ表現、自然界のリズムなど、意図的にゆっくりとしたプロセスを用いて、権力構造に疑問を投げかける個人的な物語を探求している。短編ドキュメンタリー『Mizuko』はトライベッカ・フィルム・インスティテュートの支援を受け、現在クライテリオン・チャンネルにてストリーミング配信中。同作品はIDAドキュメンタリー・アワードで最優秀短編ドキュメンタリー賞にノミネートされ、アトランタ映画祭では最優秀短編ドキュメンタリー賞、SXSWとIDFAでは審査員特別賞を受賞した。2021-22年度ジェイコブ・バーンズ・クリエイティブ・カルチャー・フィルムメイキング・フェロー。近年の作品『Through Sunless Ways』がDOCNYC 2023にてプレミア上映、『I Don’t Know If You Remember This』がFilm Diary NYC 2024にて上映された。
Collaborator
キラ・松原=デイン

日系アメリカ人の映像作家・イラストレーター。ケイトリン・リベロと共同制作した短編ドキュメンタリー 『Mizuko』で知られる。同作品はIDA賞ノミネート、SXSWとIDFAで審査員特別賞、アトランタ映画祭で最優秀短編ドキュメンタリー賞を受賞。2019年にサンダンス・イグナイト・プログラムフェロー、2023年にはベルリナーレ・タレンツに選出。Brooklyn Filmmakers CollectiveとA-Docのメンバー。チベット語のレッスンを受けながら、チベット仏教を修行、研究している。